獣医ドリトルがはやってるけどこれ、獣医のリアルな生活4

お気に入りの折りたたみ自転車が、我が家に着いた。

深夜3時を回っていた。

暗い部屋に帰る。

嫁さんはもちろん寝ている。

遅くなってごめんね。

レンジでコンビニで買ってきたカツカレーを温め、ミックスジュースを飲む。

マガジン発売日だったので立ち読みはできず、買いたかったが、我慢することにした。

お金もないし

今日は研究で遅くなってしまった。

なかなかうまくいかない。

でも、明日は仕事だ。

ふう・・・・

それにしても疲れた。

ねなきゃ。

・・・・・・

大学に入り、入学直後が一番楽しかった時期かもしれない。

大学にはいると入学式やオリエンテーションからサークルの勧誘が始まる。

獣医学科でも1年目は殆んど一般教育なので、他の学部と授業も一緒だったりするので、近くにいる連中から友達なることにした。授業が終るとその仲間と一緒にサークルのカリ入部をしまくって、入りたいサークルを選ぶ事にした。

 勧誘してくるサークルを品定めして、楽しそうな先輩についていく。毎日ただ飯、ただのみ、ただ焼肉。何度も通っているうちに、ここが何サークルかようやく気づく。

 あ、合唱する部だったんだ、、、、と。でも入ろうか悩むから不思議である。そんなつもりなくても。これにはこんなからくりがアル。

 可愛い先輩やかわいい女の子を集中的に勧誘しておく。すると、男どもはそれにつられて寄ってくる、気づいたときには新入部員となっているのだった。

 自分も気になっている子がいたしその子にもすごく勧誘されたので、直前まで悩んでいたが、一つのサークルにガッツリは嫌だったのでごめんなさいしてしまった。

この日記は嫁さんのチェックも入るので女の子の話はこのくらいにしておこう。

 結局入ったのは、かわいー先輩がいる留学生とパーティをしたりするサークルと、バスケのサークル。正直に言うと、完全に前者はその先輩がかわいくてはいった。一緒に回ってた仲間も中には同じサークルに入るものもいて、他に入るものもいた。

この日記は嫁さんのチェックも入るので女の子の話はこのくらいにしておこうと思ったが、大学の話をするにはそればっかりなのでしょうがないか。

ただ、せっかく新入生歓迎シーズンで仲良くなった仲間とちりぢりは寂しい。そこで、非公式に同学年の仲間で集まりやすいように自分達でサークルを作った。知り合い片っ端から声をかけて、先輩も、後輩もいないサークルを作ってみた。気を使わなくて楽しかったし、夜中突然声をかけて雪合戦をやったり、花火をやったりした。学年が進むとメンバーは固定してきて、ただのお鍋サークルになってしまったが、まあ、よしとしよう。

就職してからもこの仲間とは時々連絡をとりあっている。結婚式のとき呼ばせていただいた多くの人はこのときの仲間である。工学部も、農学部もいるし、なによりオレの性格を良く理解してくれているので自分のむちゃくちゃを許してくれる、心の優しい仲間たちばかりである。みんな、いつもありがとう。

さて、大学生活も5月皆サークルも決まったころである。

6月までに彼女ができないと、しばらくできない。のジンクスが近づいてきた。