MRI検査について


これまで当院ではたくさんの病気の動物たちを診療させていただきました。
私の力が及ばず、虹の橋を渡っていった子たちもいます。
そうした中で何度も悔しく感じたことは、北陸の動物病院にはMRI装置がなく、特に脳の病気の診断が非常に難しいということです。
その悔しい思いは強くなる一方でした。
なんとかできないか…MRIがあれば助かる子もいたかもしれない。

当院が力を入れて勉強している脳の病気の子たちがひとりでも助かるように、また、動物達に少しでも貢献できればという思いから、
様々な方にご迷惑をかけつつまた、たくさんの方にご協力をいただき、資金をお借りすることもでき、MRIを導入いたしました。

皆様のご協力に感謝し、また、たくさんの動物達や飼い主様に恩返しができるように、助けられなかった動物達への思いを忘れずに、、、、

万感の思いを込めて、MRIを北陸初で導入し、動物医療への貢献の為に使うことを誓います。

皆様、どうか応援、またご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

 

CT検査について


 

より高度な医療を目指しCT機器を導入しています。

 

MRI機器とCT機器でより高度な医療が可能になります

よつや動物病院では既存設備として使用しておりましたMRI機器に加え、64列128マルチスライスCTを導入いたしました。
このCTは低線量(低被曝)・高画質・高速と、主に3つの技術が搭載されたCTです。
特に、低線量、低被曝という部分は、大切なペットに安心して検査を受けさせることができます。
そのため、飼い主様にとっても安心をお届けするという意味で大変重要なことであると思います。

高画質かつ高速に検査を行えるため、ワンちゃん、ネコちゃんの体幹部をわずか5秒ほどで撮影でき、1mm以下のスライス画像を何枚も得ることができます。
この1mm以下のスライス画像は、高精細なボリュームデータを抽出し、高画質な3D画像へ展開することにより、病変の位置の把握や、飼い主様へより分かりやすい説明も可能となります。

ワンちゃん、ネコちゃん達の小さな臓器や骨、また、小さな変化に対応するため、この1mm以下の画像データというのはCT検査において非常に重要な要素です。

高度な造影検査にも対応し、金属アーチファクト低減機能も搭載しています。

今までよりさらに高度な医療を駆使することにより、大切なペットの命を救うことに尽力いたします。

よつや動物病院 院長

博士(医学) 獣医師 和田 章秀