FBIいやMIPいやFIP

FIP

プルルル、、、、、

ちょうど子供を寝かしつけようかというところだった。

もしもし?

、、、、

はい。

、、、、、

そうでしたか

お疲れ様です。

、、、、、

夜に時間外の診察があり

明日私だけの日なので

その子の申し送りだった。

元気はあったので対症療法し、明日もまたくることになった。

、、、、、、

腹水、、、、

子猫、、、、

、、、、、

まさか、、、

次の日の外来でその子が来院した。

朝きてすぐに事前に様子伺いの電話をして

検査をするのであれば費用などどのくらいかかるかなどお伝えしていたので

スムーズに診察は進んだ。

腹水の検査のためお腹に針を穿刺。

ごめんね。

出てきた腹水がやや粘稠度のある琥珀色の腹水。

これは、、、やはり、、、

もちろん確定には特殊な検査が必要だが、これでほぼ

病気が絞られてくる

1番疑いが強いのは、、、

FIP、、、

猫伝染性腹膜炎という怖い病気だ、、、

現在の獣医学では発症してしまうと完治は難しく致死的な病気だ。

何例もみてきたが、一時良くなったように見えたりするのだが、

最終的にはなくなってしまう。

検査を外部の検査センターに出しつつ、

結果が帰ってくるまで待っている時間の猶予はないので

それを疑って治療は始めざる得ない。

、、、、

看護士さんも猫をみて暗い表情をしている。

とっても可愛い子なのに、、、

、、、、、

開業しても、獣医学の発展に役立てる貢献ができる人間にならなきゃ、、、

と再確認。