うさぎの食べ物には注意しよう!食事はバランスが大事。

うさぎの食事にはラビットフードだけではなく”乾燥牧草”が必要


乾燥牧草を上手にあげよう


うさぎは完全草食動物であることはご存知かと思いますが、犬や猫のようにフードだけで良いとはいきません。
ペレットという栄養補助食品やアルファルファやチモシーなどの乾燥牧草が必要です。
ペレットはいろいろな種類がありますが年齢や体重、うさぎ種などに合わせて選ぶと良いです。牧草にも様々な種類がありますが大人のうさぎであればイネ科牧草のチモシーで十分です。
メーカーや何番狩りかなどで若干の嗜好性の違いはありますので、その子に適したものを選んであげてください。子うさぎにはアルファルファなどの豆科牧草がカロリーも高く適しています。
注意しなければいけないのはペレットのあげっぱなしや過剰給与です。
肥満や牧草を食べない子に育ってしまいます。うさぎは基本的に嗜好性の高いものを食べ過ぎると、そればかり求めるようになり、他のものを食べなくなることが多いです。

 


牧草は腸内環境の改善にも役立つ!消化器トラブルの予防効果も


チモシー等の牧草は繊維を多く含み、腸内環境を整え様々な消化器トラブルを予防できます。また不整咬合という歯のトラブルも予防できます。

 


乾燥牧草で歯のケアも行える


うさぎの歯は常生歯といい、生涯伸び続けます。そのため乾燥牧草を食べることで歯を磨耗し、過剰に伸びることを防ぐ必要があるのです。伸びすぎれば噛み合わせが悪くなり、食事がとれなくなり定期的に歯を切らなければいけなくなります。場合によっては毎回麻酔をかける必要もあります。

 

 

人もうさぎも、偏食になってしまっては病気のリスクが高まります。うさぎの食事はバランスを考えて、大事なパートナーと一緒に長生きしましょう!

 

 

この記事を書いた人

よつや動物病院
瀧田獣医師