トリミングやペットホテルの前になぜ診察が必要なのか

トリミングやペットホテルの前に診察をした方がいい?

トリミング・ペットホテル前の診察をお勧めする理由

身体のケアのためトリミングサロンに通っている方は多いと思います。しかしトリミングは負担になることもあるのです。
例えば、ワンちゃんの心臓がとても悪い状態だったとしましょう、飼い主さん、トリマーさん、ワンちゃんの3人とも、心臓のことを知らずにトリミングを開始してしまうと…
トリミング中には、シャワーで温まったり、そのあと冷えたり、またドライヤーで温まったり。急激な温度変化が避けられない場合があります。
弱っている心臓がトリミングの後にさらに弱って肺に水がたまってしまったり、突然心臓の腱索という糸が切れてしまったり、急激な悪化をすることもあるのです。

特に体の小さい子や心臓に疾患を持っている子は要注意!
事前に医師の診察を受けておくことによって大事を防ぐこともできます。

 

実際に命を落とす場合も

トリミングを行って数時間後に容体が急変して急死してしまった。これは実際にあった例です。該当の子は実は心臓に疾患を持っていて、トリミングの負担に耐えられなかったのです。こんな悲しい事故を起こさせないためにも、少しでも不安がある飼い主様はかかりつけの獣医師に相談するようにしましょう!

 

ペットを預けるホテルも同様に

環境変化をストレスに感じてしまう子は多いです。事前に獣医師の診察をしておけばより安心です。
ホテルから帰ってくると環境変化で下痢をしてしまうことも多いですが、事前の診察であらかじめ予測しておくこともできます。
ストレスに弱い子はまさかの事態があります。普段から別の場所に行ったときに様子がおかしい子は注意しておきましょう。

 

この記事を書いた人

よつや動物病院

和田獣医師