獣医はビジネスだけじゃねえ!これがリアルな獣医師の生活

先輩や後輩のコスプレのお姉さんにお酒を注いでもらいながら中には強引に飲ませてくる人もいながら、

わっしょい

わっしょいわっしょい

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・

はっ!!!!!

目が覚めた。

・・・・・夢か。

音楽が聞こえてくる

寂しいオルゴールの音だ。

近頃体がきつい。

休みは大学や研究所で研究やら、結局病院の手伝いをしてしまったり

夜間なんだかんだ泊まることになったり、でかなり大変だった。

週7日のうち7日朝から晩までは自分にはきついようだ。

でも不思議と風はひかない。丈夫に生んでくれて、両親に感謝である。

獣医師の仕事にはいろいろあるが、実験動物関係の仕事というのも立派な獣医の仕事だ。

製薬会社などで獣医師の募集がある。自分は動物実験が嫌だったのでそうゆう就職はあまり考えていなかったが、ひょんなことからかかわりを持つようになってしまった。

医学部の大学では厳密な倫理規定のもと動物実験は行われている。

大学時代、勉強会のサークル活動として実験動物反対運動とか、動物愛護団体の人の話をきいたりしたこともあるし、浪人してたとき、図書館でそうゆうポスターをみた。

それで自分は結構衝撃をうけて、獣医学科を目指すのが本当にいいのかどうか、わからなくなっていたこともある。

こればっかりはいろんな意見があるだろうし、自分も今でも悩み続けながら、関わっているが、ある程度の自分の中での答えはあるが、いつも考え続けなければいけないことである。

最終的には、動物実験が完全になくなればいいが、人間の医学が発達していく以上、薬が作られていく以上は0になることはないと思われる。

動物食性動物(肉食動物)が植物食性動物(草食動物)を犠牲にして食べ、自分の栄養にして、自分の命を守る。それと近いと自分は考える。実験する動物である人間が実験される動物(マウスやラットなど)を犠牲にして、自分のデータとして自分たちの命を守るための薬を開発する。ということなんだろうと思う。

 ただし、動物たちに与える痛みなんかを最小限にして、不必要な命を奪わないことを、人間が倫理規定という形で定めている。複雑な気持ちになるが、自分は自分の立場上、自分を納得させて進まなければ仕事にならない。

一緒に研究しているチームの製薬会社の薬剤師さんのお話を聞くと、製薬会社に就職した獣医さんは動物が好きでない、といっていたそうだ。

 僕の解釈ではそれは本心ではないと思う。

獣医師になろう、と思う人物は動物がそんなに好きでない人はいるかもしれないけど(医学部に行きたかったけど行けなかったとか、馬が好きで、他の動物は別に好きではないなど)嫌いではないはずだ。それが、学生生活の間や就職した先で、いろいろな現実に直面して、まっすぐに動物たちと向き合うことができなくなってくる。自分もそうだった。

本当は好きなのに好きだといってしまうと、自分が辛くなってしまう。最低のことをしていると思えてしまう。だから、そうゆう気持ちもわかる。自分は幸いにも、動物を直接治療する現場にいる人間であるから、いくらか救ってるんだ、的な(これはエゴにしか過ぎない、僕らはあくまでも、動物の体に薬を投与したり手術をして、調子や形をを変えているだけで、病気を治すのは動物自身だからだ。おれたちは手助けをしているに過ぎない。ブラックジャックの師匠、本間先生のことばでは人が人の命を扱うのはおこがましいとはおもわんかね・・・・正確ではないがそんなことを言っていた。僕はそのとおりだと思う。)ところがあるから、まだいいのかもしれないけど、それをなりわいとしている人としたら辛いと思う。

 自分はそうゆう現場にも身をおいているのを幸せと思い動物たちの思いを背負って日々の診療に当たらなければいけないと、思う

黒猫、は轢かれることが多いのかもしれない。

動物病院のICUが黒猫ちゃんマンションとなったことがある。

昔事故にあって発作もちの黒猫ちゃんの隣に先日事故にあった黒猫ちゃんが。

その日は他の病気だが、黒猫ちゃんもいて、全部自分が担当で目が回った。

昨日車で走っていたら、黒猫ちゃんが道を横切って、もう少しで対向車に轢かれるところだった。

先輩の先生も黒猫の事故を見たことがあるといっていたし、、、、、

そそっかしいのでしょうか?

黒猫ちゃんには縁があるのか、黒猫の重症は自分が担当のことが多いきがする。

来世は黒猫にでもなりますか。(閻魔大王が許してくれれば)

黒猫はヨーロッパでは嫌われものらしいが、私は結構好きで、写真うつりが悪いがいつか飼いたいと思っている。