地震、雷、火事、親父

例の地震、、、

自分の人生のなかで一番揺れました。

しかも

手術中!

緊急で胃捻転疑いの症例が来るとは聞いていました。

なかなかこないなーと思って診察に出ていたのですが。

先生!ちょっと!

後輩に引っ張られていく。

診て下さい!

はいよ

・・・・・

パンパンだね

こりゃ

胃拡張・胃捻転症候群、これは、大型犬はみんななる可能性があると思っていて良いです。

はっきりいってあっという間に死んでしまう病気です。特にドカ食いする子。

食べた後運動する子。多いですのでご注意を。

穿刺して空気は出たが、かなり状態悪い。

こりゃ、いかんよ

すぐ、点滴して、レントゲンとって、手術しなきゃ。

開けてみて、案の定、胃捻転。

しかも、かなりわるい。

で、そんななか、来ました。震度5強の地震。

はじめは、珍しいなーなんて、余裕だったけど、

お腹開いたままはまずいって、ドレープかけて、無影灯落ちてきたらやだからよけてもらって、器械台がガタガタしはじめて、手で押さえて。麻酔機もグラグラ、

もう何もできませんでした。

揺れがおさまって、酸素や停電がなかったからよかったけど

余震のなかなんとか手術を終了―。

ほんとに無事終わってよかった・・・・・

そのあともこの子は結構大変でまだまだ治療中なのですが・・・・。

地震のなか手術したためか、意外と冷静でした。パニックにはなれないので。

本当にこわかったので、余震はあのときに比べれば全然、と思うとあまり怖くないです。