獣医ドリトルがはやっているけど、これが鳥取獣医のリアルな生活
今日の夜当番は俺なので、泊まりますよ。
・・・そうだね、一度家に帰って仮眠してきなよ、
そう、っすねわかりました。ありがとうございます。
今日は夜勤である。自分は勤務医になって1,2年目のときは一番下っ端が自分しかいなかったので、夜勤とかは多かった。下積み時代が長い。大学も外科だったので、研究室ではほぼツカイッパシリ。奴隷とまではいうのはやめておくが・・・。はっきりいって大変だった。今はだいぶよくなったかな?
小動物臨床希望ではなかった自分は、当時は野生動物に興味があった。でも就職口がないし、お金にはならないので生活できないと思い、動物園にほんとはいきたかった。でも、動物園の就職はほとんど募集がないのであまり現実的ではなかった。テンのこともあり、当時後輩の獣医学生と付き合っていた彼女は臨床志望で、私は開業するわ、あんたはついてきなさい(とまでは言われてないが)という感じだったので、イヌネコなどの小動物の獣医さんもいいかなあ、とおもっていた。
四年生から配属される研究室選びもなんとなく基礎系の学問のほうが楽そうだし、自由な時間で、見学や実習に行けばいいか、なんて思っていた。でも、初め行こうとしたところは人気だったので、ちょっと臨床をかじれる内科や病理なんかがいいかなあ、、、なんて思っていた。
病理も人気だったし、性格の強そうな女性ばかりだったので、大変かなあ・・・なんておもって、内科にした。ま、外科でも仲のいいひともいるし、いいよーなんて言っていた。
内科は最終的にじゃんけんで、、、、、、負けた。
チョキで。
そして、外科に配属されることになった。
今日は夜勤だったので、12時ころ行って待ってくれていた後輩と交代で見る予定だった。状態は安定しているようで病態を考えるとそこまでではないかな、なんてことになり、様子を深夜に見に来ることになった。飯食いに行きましょうよ!と誘われ、僕が1年目や2年目に感じていたような話をきいたりしていた。俺も先輩たちとご飯食べながらいろんなことを教わったり、愚痴を言ったもんだ。
病院に戻ると、患者さんはすやすや寝ていたのだが・・・。
?
よだれのあと、唇を少し咬んでいる。食事に行く前は違ったような・・・。
さながら、推理小説である。
発作がおきたのかも。とりあえず今落ち着いているし、明日も仕事なので、家で見られるようカメラを設置(インターネット回線とパスワードでみれる)し、家で時々モニターsうることにした。
家からカメラをみると、なんとカメラを動かしても角度が悪い。再び病院に行くことにした。
いってらっしゃい。
嫁は起きて編み物をしていた。今日は遅くまでおきてるねー。ねれば?
ん、ねなきゃね・・・
たぶん俺に合わせてくれているんだろう。
けなげな奥さんだ
3時だ・・・・病院に戻ってきた。