2011.03.18
院長ブログ
地震、雷、火事、親父
例の地震、、、
自分の人生のなかで一番揺れました。
しかも
手術中!
緊急で胃捻転疑いの症例が来るとは聞いていました。
なかなかこないなーと思って診察に出ていたのですが。
先生!ちょっと!
後輩に引っ張られていく。
診て下さい!
はいよ
・・・・・
む
パンパンだね
こりゃ
胃拡張・胃捻転症候群、これは、大型犬はみんななる可能性があると思っていて良いです。
はっきりいってあっという間に死んでしまう病気です。特にドカ食いする子。
食べた後運動する子。多いですのでご注意を。
穿刺して空気は出たが、かなり状態悪い。
こりゃ、いかんよ
すぐ、点滴して、レントゲンとって、手術しなきゃ。
開けてみて、案の定、胃捻転。
しかも、かなりわるい。
で、そんななか、来ました。震度5強の地震。
はじめは、珍しいなーなんて、余裕だったけど、
お腹開いたままはまずいって、ドレープかけて、無影灯落ちてきたらやだからよけてもらって、器械台がガタガタしはじめて、手で押さえて。麻酔機もグラグラ、
もう何もできませんでした。
揺れがおさまって、酸素や停電がなかったからよかったけど
余震のなかなんとか手術を終了―。
ほんとに無事終わってよかった・・・・・
そのあともこの子は結構大変でまだまだ治療中なのですが・・・・。
地震のなか手術したためか、意外と冷静でした。パニックにはなれないので。
本当にこわかったので、余震はあのときに比べれば全然、と思うとあまり怖くないです。