トウ園の誓い
しとしと雨が降っている
、、、、、、、、
僕は緑のレインコートと長靴を履き、
階段を降りている
一段一段、、、、
父のあとをついてゆく。
父と母は急いでいるようで、途中から僕を抱きあげ、
駅に向かって歩いている。
雨が傘にあたる音に期待したがしとしと降る雨は
あまり傘にあたっても大きな音がしないことに気づく。
駅の改札にカードをあてると
ピっ
改札に入り、僕をだいたまま
父は母と何か話している。
エレベータにのってホームに着くと
電車は間もなく構内にくる。。。。
電車は少し混雑している。
希望としては車掌さんか運転手さんのいる
最前列または最後尾に乗りたかったが
空気を読んで文句を言うのをやめておいた。
シートが上がっているね
そんなことを父母にいいながら
電車は到着し、
僕たちは保育園に向かった。
雨はほとんど降っているかどうかの状況で
期待していたカサが開くことはなく
持ちにくそうに父はかさと僕を抱えて
保育園に歩いた。
保育園では
靴を脱がなければならない
自分でもできるが、
手伝ってもらったほうが楽なので
父と母の顔色を伺った。
ダメだ。
自分でやったほうがよい空気感だ。
自分でやってみる
父と母の笑顔がみられる。
おお
上手だねえ
こうして保育園に到着した。
本当は父と母と一緒に過ごしたいのだが
二人に負担をかけたくないので
保育園が楽しいフリをして
みんなと遊びにいって
父母とはバイバイした。
二人はどうやら同じような仕事をしているらしい。
話の内容を聞いていると
ワンちゃんや猫ちゃんを病院で修理する仕事をしているようだ。
僕がおもちゃを
がじじ、、がじじ、、
と修理しているとなんだか喜ぶし
病院に行きまーす
というと反応がいい
話している内容も
ワンちゃんネコちゃんの病気について話しているようである。
お仕事についていきたいと言っても
大変だぞとか
自分で全部やらなきゃいけないぞ
と連れて行ってくれない。
夜出勤していく日もある
動物園にいくとなんだか随分と詳しい。
忙しいくせに登園は二人でできるだけ連れて行こうと思っているのか、
そうだとすると、りっぱな仕事だと思うので
自分のことは構わず一生懸命働いて欲しい。
ただし時々は構ってほしい。
、、、、、、、
わが子はそんなふうに思っているのかもしれない、、、
子供にかける負担をいつも気にしてしまいます。
感謝しよう。